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装の種類
TYPES OF PAINT
現在、当社の施工する塗装種類としては、「焼付塗装」「粉体塗装」が挙げられる。

焼付塗装

焼付塗装とは、金属製品(主に鉄・アルミ・ステン・真鍮・亜鉛ダイキャスト・アルミダイキャストなど)に塗装を行う方法の一つです。
粉体塗料や溶剤塗料を塗布し、塗装皮膜(熱硬化性樹脂)を110℃~200℃の温度で一定以上加熱して焼き付けることによって皮膜が硬化します。
その特徴として焼付けるため塗膜が硬く、密着も良く、耐光性、耐摩耗性にも優れます。
焼付け時間は予備乾燥から本焼きまで1時間程度で終了するので納期に余裕が持てます。常温乾燥型の2液性ポリウレタン樹脂塗料は指触乾燥するのに5~6時間以上、完全硬化に4~5日かかります。
金属焼付塗装は、美観のための装飾だけではなく、防錆性、耐候性を高め機能性を向上させます。
金属を塗装する方法としては、焼付塗装、ウレタン塗装があります。弊社のメインは焼付塗装ですが、極端に板厚がある金属製品や大型の製品はウレタン塗装を行います。
焼付塗装は10~30ミクロン程度の厚みでも抜群の耐食性があります。弊社では熟練工が全てスプレーガンで均一な膜厚になるように塗装しています。

有機溶剤

メラミン樹脂塗料 ・もっとも一般的な焼付塗装です
・耐候性・耐薬品性・耐摩耗性は平均レベル
・用途:電気機器、事務機器、金属製棚など
・色、艶自由
アクリル樹脂塗料 ・メラミン焼付塗装と比べると耐候性、耐薬品性に優れます
・用途:ショーケース、自動車部品、スチールサッシ、ブラインド、鋼製家具類など
・色、艶自由
フッソ樹脂塗料 ・超耐候性塗料
・化学的性質にも優れ、長期耐用を必要とする製品に使用
・用途:金属製外装パネル
・色、艶自由
エポキシ樹脂塗料 ・密着、耐水、耐薬品性に優れていますが耐候性が低く、主に下塗りとして使用
・色、艶制限あり

粉体塗装

有機溶媒や水などの溶媒が不要な「粉体塗料」を使用する。
これにより、臭気・中毒・大気汚染などの危険性が大幅に減少した、消防法上での非危険物の塗料である。主に静電気で塗料物に付着させ、その後高温で熱することにより塗膜が形成される。
ホームセンターなどで販売されている一般的な塗料は溶剤に顔料が溶け込んでおり、塗装後溶剤が揮発して塗膜が形成されます。これに対して顔料を直接金属に吹き付けるのが粉体塗装です。顔料の他に硬化剤や添加剤、フィラーなどが必要に応じて配合されます。「パウダーコーティング」とも呼ばれるように、塗るというより細かい粒子で金属をコートするといったイメージです。
粉がどうして金属にくっつくのか?不思議に思われるかもしれませんが、それは静電気の力です。被塗物(金属)はアースされプラスの電気を帯びています。そこにマイナスの電気を与えられた粉体の塗料がくっつくのです。その後オーブンで加熱(焼き付け)されて均一な塗膜が形成されます。
粉体塗装はガードレールやスチール家具、自動車部品、エクステリア用品など、過酷な使用状況の塗装に多く利用されています。強くてしなやかな塗膜に加えて有機溶剤を使用していないことから人体にも環境にもやさしい塗装といえます。
粉体塗装の場合1回の塗装で40~150ミクロンの塗膜をつくることができます。これは溶剤塗装のおよそ4~5倍の厚みです。それに加えて塗膜自体の強度もあるので、キズに対しては非常に強い塗装といえます。さらに耐熱性、耐油性にも優れているので自動車部品などの過酷な使用にも耐えうる強い塗装といえます。
粉体塗装はキズに強い一方で、塗膜自体が柔軟であるという特徴も備えています。溶剤塗装の場合、屋外など温度差の激しい場所に長時間放置すると金属の伸縮に塗膜が対応できずにひび割れなどを起こしてしまいます。粉体塗装の場合は柔軟に伸縮するので、結果としてひび割れなどが起きにくく、塗装の寿命が長いのが特徴です。
粉体塗料は有機溶剤を全く使用しないので、中毒や火災などの塗装作業におけるリスクが低減できます。また粉体塗料は揮発することがないことに加えて塗料自体の回収も可能なので、塗料のロスが非常に少ないのも特徴です。大気汚染や汚水の問題もクリアした、環境にも生態系にもやさしいエコ塗料です。

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